カローラ進化論

〜新しいカローラのカタチを探して〜




  もはやカローラに4A-Gは、当たり前になってしまった。



  近年、ドリフト界でも、高出力化の波が押し寄せており、同じ4A-Gでもチューン度が増し、
 「コストがかかる割りには短命に終わる」という悲しい現状を目の当たりにします。

  
カム入れて、排気量アップするなら、最初からそんなエンジン載せりゃいいんじゃないの?

  十分なパワーがあり、1回載せてしまえば純正部品なので壊れにくい、、、
  そんな理想のエンジンは、、、

  今回は、70カローラにそんなワンランク上のエンジンを換装するお話である。


 1. ベース車(KE70前期)
 前オーナーが5バルブを載せて、FISCOで走っていたという

 KE70をドンガラで入手。デスビを逃がす為の大穴が・・・。

 ぶっ叩こうが、ぶった切ろうが、 ためらいなくできそうだ。
 2. ワンランク上
 色々悩んだ挙句、候補にあがったのは・・・

 アルテッツァの3Sエンジンだ!

 SRも考えたけど、私はやっぱりトヨタ車にはトヨタかなと。
 3.  マウント位置
 エンジンスワップにおいて、

 最も重要なのは、「エンジン搭載位置」。

 位置が悪いと、せっかくのエンジンも台無しだ。

 より低く、より後ろに。
 
 4. It's automatic ♪
 3Sは、オイルパンがでかいので、

 アルミ部分がラックに、鉄部分がスタビに干渉する。

 それを避けるようすると、自ずと位置が決まった。

 
 5. 鞍
 さて、何でしょう?
 
 6. ぱっか〜ん(やっしー?)
 後方マウント故、色んなところが干渉するので、

 ド突きたおして、何とかしようと思いましたが、

 クラッチ交換などの整備性を考えて、

 思い切ってぱっか〜んと切ってみました。
 
 番外編

 2021年。完成から13年以上経ちました。

 周辺パーツが充実し、今はこれだけでOKです。

 さらに専用メンバースペーサーを使えばボディ無加工です。
 7. いや〜ん、見ないでぇ
 これで仮搭載し、

 エンジン・ミッションを覆うように蓋をしていきます。

 
 8. 整備性、バツグン!?
 蓋をした状態です。



 
  
 裏側です。
 
 9. カローラ、旅に出る
 スーパーカローラになる為に、旅に出ます。

 スーパーボディメイクの達人 青鼻氏のところへ・・・。
 
 10. スーパーボディメイク

 青鼻氏によるスーパーボディメイクの始まり始まり
 

 11. スーパーボディ塗装

 SHIGE氏によるスーパーボディ塗装の始まり始まり
 




 12. カローラ、旅から戻る
 スーパーカローラになって帰ってきました。

 ボンピンも今風でおしゃれ。
 
 13. 搭載
 4Aよりもさらに後ろに載っています♪

 エンジンフルノーマル
 TRD製4スロキット
 暫定的にフリーダム制御
 TRD製軽量フライホイール
 TRD製クラッチカバー・ディスク
 
 14. 配線
 今回この車は、走りは勿論ですが、

 ショーカー的要素も兼ね備えたかったので、

 配線は、徹底的に間引きをし、取り回しを変え、

 できる限り隠しました。

 「ヒドゥン」とか言うやつ!?
 
 15. すっきり シンプル
 エンジンルームは、配線はおろかバッテリー、

 ヒューズBOX、何もありません。

 おきまりですが、BEAMSの意匠カバー装着。

 美しい。うっとり。

 エンジンルームを見ているだけで、

 軽く1時間は過ごせます(笑)
 
 16. 試作FRPバンパー
 カローラの西ミーティングに参加するべく、

 急遽、外観の仕上げにかかりました。

 (↑車検の方が先だろっ。)

 要望の多かった、フェンダー無加工バージョンを

 試作しました。
 
 17. コンクールコンディション
 ボディカラーは、30Zのマルーン。

 それに合わせて、バンパーは、同じく30Zのガンメタ。

 8.5J-15 Rタイプのワタナベをかまし、

 勿論ペッタペタに落としました。
 
 18. 2007/11/05 西ミ
 すごい人だかりが・・・・?



 
 
 19. 車検
 ちょっと脱線しましたが、

 お客様の依頼により、「公道を走れる3Sカローラ」

 ということで、改造車検にチャレンジ。

 書類審査でOKが出たので、早速陸運支局へ。
 
 緊張の下廻り検査・・・。

 こういう車の時は、

 いつも生きた心地がしません(汗)。
 
 20. 晴れてナンバー取得 2008/01/21
 祝・合格

 改造内容 ・原動機 アルテッツァ3SーG
        ・動力伝達装置 アルテッツァ6速M/T
        ・走行装置 86ホーシング
        ・制動装置 4輪ディスク

 車両重量 870s!!!
 
 Special thanks

 実践で得たノウハウと独自の理論でボディ創作/青鼻氏

 軽量化に貢献 FRPパーツ製作、塗装/SHIGE氏


 この車のオーナーであり、
 尚且つ作業の大半を手伝ってくれた。
 そして何よりこの計画のきっかけを作ってくれた
                         ...OSAMU氏
  ここまでの道のりは長かったな・・・。
  妄想族の俺達が始めた、究極の妄想は、
  4連スロットルの音とともに走り出しました!!!
  今は忙しくて車から遠ざかってるけど、
  この車でサーキットを滑走する日を待ってるぜぃ。
 




長らくのご愛読、ありがとうございました。